経営者や管理職、プロジェクトのリーダー向けの言葉です。
将は驕るべからず 投稿日2025年3月30日
将は驕(おご)るべからず。驕れば則ち礼を失う。礼を失えば則ち人離る。 諸葛亮集 『諸葛亮集』は晋代以降に諸葛孔明の言葉や逸話をまとめた書物のようです。 [...]
算多きは勝ち算少なきは勝たず 投稿日2025年3月30日
算多きは勝ち算少なきは勝たず。而(しか)るに況(いわ)んや算无(な)きかな。 計算の多い者は勝ち、計算の少ない者は勝てない。算がない者は語るまでもない。 孫子/計篇 成功するにはリスク [...]
さもなくば耐え忍べ 投稿日2025年2月23日
"人類はお互い同士のために創られた。ゆえに彼らを教えるか、さもなくば耐え忍べ。" アウレーリウスの周りには伝えても伝わらない人が少なからずいたようです。「教え諭すことが出来なければ耐え忍 [...]
サンフランシスコのセクハラ事件 投稿日2024年10月6日
ペリーの黒船来航から約7年、勝は万延元年遣米使節団の補助艦・咸臨丸の艦長としてサンフランシスコに入港します。 長旅を終えた咸臨丸は損傷がひどく修理が必要となりますが、その間、乗員は町に上陸し散策を楽し [...]
信言は美ならず、美言は信ならず 投稿日2024年8月16日
信言は美ならず、美言は信ならず。 老子 自身のためになる忠告は心に苦く感じるものであり、逆に自身にとって快い言葉は信用できるものではない。 伝統の文化や技術、芸能に身を置く者でもなく、 [...]
人を棄てあるいは笑うべからず 投稿日2024年2月24日
山岡鉄舟は「人にはすべて能不能あり 一概に人を棄てあるいは笑うべからず」という言葉を残していますが、鉄舟にとって絶対に捨てられなかった人物とは、おそらく薩摩の益満休之助の事だと思われます。   [...]
国を全うするを上となす 投稿日2024年2月24日
凡(おおよ)そ用兵の法は、国を全うするを上となし、国を破るは之に次ぐ 軍事を用いる時は、相手国をそのまま味方に引き入れる事がベストであり、撃ち破る方法はその次である。 これは『孫子』の言葉になります [...]
善の善なる者也 投稿日2023年10月14日
「知略を好み、人を殺す事を好まず。毎毎和議を以(もち)、敵を降参せしめ、人の軍を全(まっと)うして、人の命を助くる事、毎度其(その)数をしらず。百度勝(かつ)は、善の善なる者にあらず、戦はずして人の兵 [...]
適材適所を把握する秘訣 投稿日2023年9月24日
如水は長政や諸家老を前に、上下の相性は不正の根源になる事があるので注意するように促しますが、これとは別に部下を適材適所に配置するための秘訣についても触れています。 「家老たる者の、威高ぶ [...]
相口と不相口 投稿日2023年9月23日
あるとき、如水は長政や諸家老を前に『相口』と『不相口』について語ります。 「人には『相口』と『不相口』いう相性があり、これは家臣を使うのに大事なことである。家臣には主君と相性がよいものが [...]
当に人情を斟酌し 投稿日2023年4月23日
政(まつりごと)を為す者は但(ただ)当(まさ)に人情を斟酌(しんしゃく)し之の操縦を為す。之を禁不禁の間に置き、其れを過甚(かじん)に至らざらしむ。是(これ)も亦(また)時の政然(しか)りと為す。 佐 [...]
能く人を容れる者にして 投稿日2023年3月24日
能(よ)く人を容(い)るる者にして、而(しか)る後、以て人を責むべし。人も亦(また)其(その)の責を受く。人を容るること能(あた)わざる者は人を責むること能わず。人も亦其の責を受けず。 人を受け入れる [...]
例えば卒然の如し 投稿日2022年4月16日
以下、「孫子/九地篇」より 故によく兵を用うる者は、例えば率然(そつぜん)の如し。率然とは常山の蛇なり。その首を撃てば則ち尾至り、その尾を撃てば則ち首至り、其の中を撃てば則ち首尾倶に至る。 用兵 [...]
衆は害に陥りて能く勝敗を為す 投稿日2022年4月4日
これを亡地に投じて然(しか)る後に存し。これを死地に陥れて然る後に生く。 衆は害に陥りて然る後に能く勝敗を為す。 孫子/九地篇 兵は死ぬか生きるかの状況に陥れてこそ生き残れる。 集団 [...]
兵とは国の大事なり 投稿日2022年2月26日
孫子いわく、兵とは国の大事なり、死生の地、存亡の道、察せざるべからざる也 孫子の冒頭、計篇には上記の通り「戦争とは国の大事である。生きるか死ぬかの存亡の道。様々な事情を察し、慎重に考慮しなければなら [...]
信なくば立たず 投稿日2022年2月23日
『論語(顔淵)』には「信なくば立たず」という言葉が見えますが、逆に『韓非子(備内篇)』には「人を信ずれば則ち人に制せらる」と書かれています。 これは性善説と性悪説の延長で非常に難しい問題です。 ずいぶ [...]
則ち誠聞こえず 投稿日2022年1月8日
観聴不参則誠不聞 観聴参せずんば、則ち誠聞こえず 自らの目で見、耳で聞かなければ、真実は見えてこない。 韓非子 韓非子は、取次ぐ者を置いて任せてしまうと、臣下の声が届き難く [...]
智者の慮はかならず利害に雑う 投稿日2022年1月1日
智者の慮(おもんぱかる)は必ず利害に雑(まじ)う 孫子の九変篇には、上記の通り「智者は、物事には必ず利と害が共存する事を考慮するものである」と書かれています。 だからこそ、「利」がありそ [...]
人を致して人に致されず 投稿日2021年8月10日
先に戦地に処(お)りて敵を待つ者は佚(いっ・楽で余裕がある)し、後れて戦地に処りて戦いに趨(おもむ)く者は労す。故に善く戦う者は、人に致して人に致されず。能く敵人をして自ら至らしむる者はこれ利すればな [...]
戦わずして人の兵を屈する 投稿日2021年8月9日
百戦百勝は善の善なる者にあら非ざるなり、戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり 全戦全勝は最善の方法ではない。戦わずに敵を従わすのが最善のやり方である。 孫子/謀攻篇 孫子には冒頭の [...]
愛悪の念頭、最も藻鑑を累わす 投稿日2021年7月23日
愛悪の念頭、最も藻鑑(そうかん)を累(わずら)わす 好き嫌いが念頭にあれば、その人の人間性を判断するのに心を煩わす。 佐藤一斎/言志録 この言葉はもっともな事ではありますが、いつの時代も『愛悪の念頭』 [...]
人の言は須らく容れて之を択ぶべし 投稿日2021年6月30日
人の言は須(すべか)らく容れて之を択(え)ぶべし。拒(こば)む可(べ)からず。亦惑う可からず 佐藤一斎/言志録 簡単にいえば、人の話はすべて受け入れて話の取捨は自分で判断する事。また、し [...]
理到るの言は人服せざるを得ず 投稿日2021年6月17日
理(ことわり)到るの言は、人服せざるを得ず。 佐藤一斎/言志録 佐藤一斎は道理のある言葉に人は伏さざるを得ないと書いています。 ただ、続けて4つの例外を挙げています。 激す [...]
ほめてやらねば人は動かじ 投稿日2021年6月15日
やってみせ言って聞かせてやらせみて、ほめてやらねば人は動かじ 山本五十六 この言葉は上杉鷹山の「してみせて言って聞かせてさせてみる」に言葉を加えたものといわれています。 [...]
孫子・将に五危有り 投稿日2021年6月12日
故に将に五危有り、必死は殺され、必生は虜にされ、忿速は侮られ、潔廉は辱められ、愛民は煩わさる。 と孫子では、「死ぬのを怖がらない者」、「生き延びる事にこだわる者」、「怒り猛る者」、「清廉 [...]
菜根譚・太だ厳なることなかれ 投稿日2021年6月10日
人の悪を攻むるには太だ厳なることなかれ 人の悪いところ注意する時は、厳しい言動で責めてはいけない。 社会のため、所属する団体のため、本人のため、いろんな理由はあるのでしょうが、相手の反発を招くような [...]
長所サエ知レバ短所ハ知ルニ及バズ 投稿日2021年6月9日
長所ニ短所ハツキテハナレヌ者ユエ、長所サエ知レバ短所ハ知ルニ及バズ。 荻生徂徠 短所を激しく責めれば、人は離れ長所をも失う可能性があると言う事でしょうか? 陳寿の書いた『三国志』でも呉の [...]
孫子・兵とは詭道なり 投稿日2021年6月5日
兵とは詭道(きどう)なり 孫子の計篇には、戦いは(死ぬか生きるかの道であり)通常では考えられない様な手段が使われるものであると書かれています。 それに続けて だからこそ、能力がある者は無 [...]
通俗偏・用いては疑うなかれ 投稿日2021年5月27日
疑わば用うるなかれ、用いては疑うなかれ (疑うのであればその人を登用してはいけない。登用したのであれば信じてまかせる事だ。) これは清の時代に書かれた『通俗偏』にある言葉です。 『海舟座 [...]
信を人に取ること難し 投稿日2021年5月25日
信を人に取ること難し。人は口を信ぜずして躬(み)を信じ、躬を信ぜずして心を信ず。是を以て難し。 人から信頼を得るは難しい事である。他人はその人の発言よりも、行動や振る舞いを信じる。そして、行動や振る舞 [...]
臣下百姓の罰おそるべし 投稿日2021年5月5日
『黒田家譜 巻之十五 如水遺事』に次の通り孝高の遺訓が載せられています。 如水の曰、神の罰より主君の罰おそるべし。主君の罰より臣下百姓の罰おそるべし。其故は、神の罰は祈てまぬかるべし。主君の罰はわび言 [...]
不足不平は一概にわるくないヨ 投稿日2021年3月13日
海舟は「定見深睡」とゆう西洋の言葉をとり挙げて、定見に固執することを戒めています。 今日の是は、明日の非、明日の非は明後日の是といふ風に、一時も休まず進歩すべきものだ。 そ [...]
公私相半ばすれば 投稿日2021年3月4日
人は、公私相半ばすれば、大変なものだ。釈迦や、基督のような人は公ばかりだろうが、そのほかの人は、なかなか公ばかりということは出来ぬ。公私相半ばすれば、よほどの人だ。これをこうゆう都合にといってすれば、 [...]
決して捨つべきものではない 投稿日2021年1月24日
山岡鉄舟は「人にはすべて能不能あり 一概に人を棄てあるいは笑うべからず」という言葉を残していますが、鉄舟にとって絶対に捨てられなかった人物とは、おそらく薩摩の益満休之助の事だと思われます。   [...]
必ず何か一得はあるものだ。 投稿日2019年5月27日
人はどんなものでも決して捨つべきものではない。いかに役に立たぬといつても、必ず何か一得はあるものだ。おれはこれまで何十年間の経験によつて、この事のいよいよ間違ひないのを悟ったヨ。 勝海舟談話集「氷川 [...]