観聴不参則誠不聞
観聴参せずんば、則ち誠聞こえず
自らの目で見、耳で聞かなければ、真実は見えてこない。
韓非子
韓非子は、取次ぐ者を置いて任せてしまうと、臣下の声が届き難くなり、真実が見えなくなると言い、過去の出来事を幾つか取り上げ、自分自身でよく見聞きする事が大切であると戒めています。
喧嘩の仲裁もこの通りで、どちらか片方に肩入れして両方の言い分をよく聞かなければ、なかなか収まりません。また人の讒謗や中傷も鵜呑みにしてしまうと「私じゃなくて、あなたが言ったんじゃん」てな事にもなりかねませんのでご用心。