日本の歴史に登場する先人たちの心に響く言葉、心を奮わせる言葉、琴線に触れる言葉などの名言・格言を掲載しています。
【「日本の名言」に関する投稿】
破るる夢も惜しからず 投稿日2024年2月24日
鶯や破るる夢も惜からず
温泉に通ふ下駄と雲雀の声高し
江戸時代、黒田藩中老・立花秋水の作。
現在の筑紫野市二日市温泉に滞在中の一句になります。
この辺りは天拝山の麓で、また田園地帯が広が [...]
人を棄てあるいは笑うべからず 投稿日2024年2月24日
山岡鉄舟は「人にはすべて能不能あり 一概に人を棄てあるいは笑うべからず」という言葉を残していますが、鉄舟にとって絶対に捨てられなかった人物とは、おそらく薩摩の益満休之助の事だと思われます。
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迷わず行けよ、行けばわかるさ 投稿日2024年2月24日
踏み出せばその一歩が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ。
清沢哲夫
アントニオ猪木氏はこの言葉を一休和尚の言葉と思っていたようですが、実際は清沢哲夫という宗教家の言葉らしいです。ただ [...]
結婚は雪景色!? 投稿日2024年2月24日
結婚は雪景色のようなものである。はじめはきれいだが、やがて雪どけしてぬかるみができる。
山本有三
なるほどと納得して笑ってしまいますが、それでも一回はぬかるみにハマる経験してみるのも悪い [...]
Boys and girls, get freedom 投稿日2024年2月24日
ユーミンはラジオで「ひとつやれる事が増えるたびに、私は自由になれる」と言っていましたが、宮本武蔵も「鍛錬をもって体が自由になれば、身体でも勝ち・・・」と『五輪書』で語っています。
ここで言う自由とは、 [...]
苦は楽の種、楽は苦の種 投稿日2023年3月11日
苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし。
水戸光圀の言葉とする書籍もありますが、原典は不明です。
光圀は時代劇『水戸黄門』で超有名ですが、歴史的には日本の史書『大日本史』の編纂を指示した事でも知られていま [...]
口に才ある者は・・・ 投稿日2021年10月3日
口に才ある者は多くの事に拙(せつ)なり。
伊藤東涯
東涯は江戸時代初期の儒学者・伊藤仁斎の嫡男で、仁斎の開いた「古義堂」の二代目塾長になります。
ここに記した言葉は「口に才ある者」に批判 [...]
風林火山のつづきは? 投稿日2021年8月13日
風林火山
武田信玄
この言葉は武田軍の軍旗の通称で、次の通り書かれていました。
「其疾如風其徐如林侵掠如火不動如山」
其(そ)の疾(はや)きこと風の如く、其の徐(しず)かな [...]
自由と我が儘との境は? 投稿日2021年8月1日
自由と我が儘との境は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にありし
福沢諭吉
ずいぶん以前、同僚と車に乗っていた時、「車の割り込みの定義とは?」という話になりました。色々と議論した末に、相手 [...]
聖人も如何ともすることなし 投稿日2021年7月18日
志なき人は聖人もこれを如何(いかん)ともすることなし
荻生徂徠
私の教育を担任された先生方はほぼ尊敬される方々でしたが、当人が「志なき人」であったため、この言葉通りに如何ともすることがな [...]
人と物争うべからず 投稿日2021年7月2日
人と物争うべからず、人に心をゆるすべからず
豊臣秀吉
上の句だけだと思慮深さを感じるのですが、下の句が秀吉の前半生の苦悩を表しているのかもしれません。これを名言とするかは人それぞれでしょ [...]
心に貪りなき時は人に諂わず 投稿日2021年6月26日
心に貪りなき時は人に諂(へつら)わず
上杉謙信/家訓十六ヶ条
「欲が少なければ、人に媚び諂う必要もなくなる。」という意味でしょうが、社会で生きて行く上では、そうも言っていられないという所 [...]
迷わず行けよ、行けばわかるさ 投稿日2021年6月25日
踏み出せばその一歩が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ。
清沢哲夫
アントニオ猪木氏はこの言葉を一休和尚の言葉と思っていたようですが、実際は清沢哲夫という宗教家の言葉らしいです。ただ [...]
あまりまろきはころびやすきぞ 投稿日2021年6月25日
丸くとも一人かどあれや人心、あまりまろきはころびやすきぞ
坂本龍馬
坂本龍馬自身、結構に柔軟性のある考えを持っていたように感じるのですが、その本人が言うのですから、間違いないでしょう。
[...]
成リ揚ル事ナキナリ 投稿日2021年6月24日
稚トイフコトヲ離レヌ間ハ物ノ成リ揚ル事ナキナリ
橋本左内/啓発録-去稚心-
ピーターパンシンドロームというのがありますが、分かって「大人になりたくない症候群」を演じているのならまだ救いは [...]
死を必する者は生く 投稿日2021年6月23日
生を必する者は死し、死を必する者は生く
上杉謙信
戦国時代とは非情の時代だったようです。信長も「人城を頼らば城人を捨てん」と言う言葉を残しています。平和な時代では、守りに入ると逆に立場を [...]
我が成す事は我のみぞ知る 投稿日2021年6月23日
世の人は我を何とも言わば言え我が成す事は我のみぞ知る
坂本龍馬
龍馬のような偉大な人物でも、人の雑言を多少は気にしていたと言う事でしょうか? [...]
おおようはせぬがよきなり 投稿日2021年6月22日
しやせまし、せずやあらましと思う事は、おおようはせぬがよきなり
やるかやらぬか迷う時は、たいてい止めておいた方がよい
吉田兼好/徒然草
迷った馬券もこの通りで、買わなきゃ良かったとなる [...]
人城を頼らば城人を捨てん 投稿日2021年6月22日
人城を頼らば城人を捨てん
織田信長
守りに入るとかえって窮地に陥ることとなるという事でしょうか [...]
心に誤なき時は人を畏れず 投稿日2021年6月19日
心に誤なき時は人を畏(おそ)れず
上杉謙信/家訓十六ヶ条
「自分に誤りがないという信念があれば、人を恐れる心は生じない。」という意味でしょうが、この境地に至るには、まず高く広い視線で物事 [...]
人是を名人と云也 投稿日2021年6月19日
平常心を以(もって)一切の事をなす人を、人是(これ)を名人と云也
柳生宗矩/兵法家伝書
怒り、怯え、焦り、緊張、これらのような感情を抑えて事をなす人になれればよいのでしょうが、人それぞれ [...]
勝たむとうつべからず 投稿日2021年6月17日
勝たむとうつべからず負けじとうつべきなり
博打は勝とうとして打ってはいけません。負けないように打つのです。
吉田兼好/徒然草
吉田兼好が勝負に勝つ秘訣を尋ねた際に、博打名人が語った勝負事 [...]
わが気に入らぬことが・・・ 投稿日2021年6月16日
わが気に入らぬことが、わがためになるものなり
鍋島直茂
直茂は肥前・龍造寺隆信の家臣で、龍造寺氏の佐嘉城が大友宗麟の大軍に囲まれた際、今山に陣する大友の本陣に夜襲をかけます。酒宴の後の寝込みを襲われ [...]
人間自ら用に適する所あり 投稿日2021年6月15日
人間自ら用に適する所あり、天下何ぞ為すべき時なからむ
どんな人でも己に適した場所があり、この広い世の中でその人の活躍できる機会がないはずがない。
橋本左内/啓発録
越前藩の武士で緒方洪庵の適塾にて蘭 [...]
改めぬをよしとするなり 投稿日2021年6月15日
改めて益なしことは改めぬをよしとするなり
吉田兼好/徒然草
事が上手く行かなくなると、改革を行おうと考えるのは、政治でも会社経営でもみな同じですが、この時、一新しようと上手く行っている所 [...]
怒は敵と思え 投稿日2021年6月15日
怒は敵と思え
徳川家康
「怒は冷静さを失い、客観的な判断ができなくなる。相手のペースにはまらないように、怒は敵と思い、制することが出来なければならい。」といったところでしょうか・・・
孫 [...]
ほめてやらねば人は動かじ 投稿日2021年6月15日
やってみせ言って聞かせてやらせみて、ほめてやらねば人は動かじ
山本五十六
この言葉は上杉鷹山の「してみせて言って聞かせてさせてみる」に言葉を加えたものといわれています。 [...]
良くないことになぜ従うのか 投稿日2021年6月14日
古くからの風習と言えども、良くないことになぜ従うのか
垂仁天皇/日本書記
垂仁天皇の弟・倭彦命が薨去したため陵に埋葬されますが、この時に殉死の慣習で近習の者を集め陵の周りに生き埋めにしま [...]
我に七難八苦を与え給え 投稿日2021年6月13日
願わくば我に七難八苦を与え給え
山中鹿之介
中山鹿之介は毛利氏に滅ぼされた尼子氏の家臣で、尼子氏の再興に命を掛けますが支援する織田軍が兵を引いたため孤立し敗れ、毛利の軍に捕らえられ斬られ [...]
成らぬは人のなさぬなりけり 投稿日2021年6月13日
なせば成るなさねば成らぬ何事も、成らぬは人のなさぬなりけり
上杉鷹山
江戸中期に破産寸前の米沢藩を立て直した上杉鷹山の言葉で、よく知られる名言です。
この言葉は、武田信玄の「なせば成るな [...]
急ぐべからず 投稿日2021年6月13日
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし、急ぐべからず。
徳川家康
紆余曲折を経て最後に天下を獲った家康らしい言葉です。行き急ぐ人、ダラダラと生きる人、規則正しく生きる人、いろんな生き [...]
長所サエ知レバ短所ハ知ルニ及バズ 投稿日2021年6月9日
長所ニ短所ハツキテハナレヌ者ユエ、長所サエ知レバ短所ハ知ルニ及バズ。
荻生徂徠
短所を激しく責めれば、人は離れ長所をも失う可能性があると言う事でしょうか?
陳寿の書いた『三国志』でも呉の [...]
天いまだにその人を棄てざるなり 投稿日2021年6月8日
天のその人に禍するは 天いまだにその人を棄てざるなり
天がその人に禍を下すのは、天が未だにその人を捨てていないからである
藤原藤房
藤房は後醍醐天皇に仕え、鎌倉幕府を倒すために奔走します。討幕後の「 [...]