進んで争う必要はないのでしょうが、生きるためには競争は避けられません。人生の敗北者にならないための言葉です。
算多きは勝ち算少なきは勝たず 投稿日2025年3月30日
算多きは勝ち算少なきは勝たず。而(しか)るに況(いわ)んや算无(な)きかな。 計算の多い者は勝ち、計算の少ない者は勝てない。算がない者は語るまでもない。 孫子/計篇 成功するにはリスク [...]
兵は凶にして戦いは危うし 投稿日2025年3月30日
兵は凶にして戦いは危うし、安全の道にあらず 戦争は危険な事である。よくよく考えるべきである。 顔氏家訓/顔之推(がんしすい) 顔之推は南北朝後半から隋の時代に生きた学者で、 [...]
柔よく剛を制す 投稿日2024年3月20日
軍讖曰く、柔よく剛を制し弱よく強を制す。柔は徳なり、剛は賊なり、弱は人の助くるところ、強は怨みの攻むるところなり。柔も設くるところあり、剛も施すところあり、弱も用うるところあり、強も加うるところあり。 [...]
国を全うするを上となす 投稿日2024年2月24日
凡(おおよ)そ用兵の法は、国を全うするを上となし、国を破るは之に次ぐ 軍事を用いる時は、相手国をそのまま味方に引き入れる事がベストであり、撃ち破る方法はその次である。 これは『孫子』の言葉になります [...]
善の善なる者也 投稿日2023年10月14日
「知略を好み、人を殺す事を好まず。毎毎和議を以(もち)、敵を降参せしめ、人の軍を全(まっと)うして、人の命を助くる事、毎度其(その)数をしらず。百度勝(かつ)は、善の善なる者にあらず、戦はずして人の兵 [...]
小敵の堅は大敵の擒なり 投稿日2022年9月18日
故に用兵の法は、十なれば則(すなわち)ちこれを囲み、五なれば則ちこれを攻め、倍なれば則ちこれを分かち、敵すれば則ちこれと能(よ)く戦い、少なければ則ちこれを逃れ、若(し)かざればこれを避く。故に小敵の [...]
怒りを以って師を興すべからず 投稿日2022年9月13日
『孫子 -火攻篇第十二-』に書かれている言葉です。 主は怒りを以って師を興(おこ)すべからず。 将は愠(いきどお)りを以って戦うべからず。 利に合えばすなわち動き、利に合わなければすなわち止む。 [...]
例えば卒然の如し 投稿日2022年4月16日
以下、「孫子/九地篇」より 故によく兵を用うる者は、例えば率然(そつぜん)の如し。率然とは常山の蛇なり。その首を撃てば則ち尾至り、その尾を撃てば則ち首至り、其の中を撃てば則ち首尾倶に至る。 用兵 [...]
兵とは国の大事なり 投稿日2022年2月26日
孫子いわく、兵とは国の大事なり、死生の地、存亡の道、察せざるべからざる也 孫子の冒頭、計篇には上記の通り「戦争とは国の大事である。生きるか死ぬかの存亡の道。様々な事情を察し、慎重に考慮しなければなら [...]
三十六策、是れ走を上計とす 投稿日2021年8月22日
檀公三十六策、是れ走(にぐる)を上計とす 三十六計逃げるにしかず。 蕭子顕/南斉書・王敬則伝 檀公(だんこう)・・・南北朝時代の宋の将軍・檀道済(だんどうさい)の事。『兵法三十六計 [...]
戦わずして人の兵を屈する 投稿日2021年8月9日
百戦百勝は善の善なる者にあら非ざるなり、戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり 全戦全勝は最善の方法ではない。戦わずに敵を従わすのが最善のやり方である。 孫子/謀攻篇 孫子には冒頭の [...]
勝たむとうつべからず 投稿日2021年6月17日
勝たむとうつべからず負けじとうつべきなり 博打は勝とうとして打ってはいけません。負けないように打つのです。 吉田兼好/徒然草 吉田兼好が勝負に勝つ秘訣を尋ねた際に、博打名人が語った勝負事 [...]
構えあって構えなし 投稿日2021年6月12日
構えあって構えなし 宮本武蔵/五輪書-水の巻- 流儀ごとに太刀の構えはあるが、構えは勝負に勝つための一つの手法に過ぎない。構えにこだわり過ぎると、臨機応変の手段を選択する妨げとなる。 新選組で沖田総 [...]
孫子・兵とは詭道なり 投稿日2021年6月5日
兵とは詭道(きどう)なり 孫子の計篇には、戦いは(死ぬか生きるかの道であり)通常では考えられない様な手段が使われるものであると書かれています。 それに続けて だからこそ、能力がある者は無 [...]
海舟の虚心坦懐 投稿日2019年7月27日
「勝敗を急ぐと、頭に血が上り、鼓動も早くなる。そうなると対応が裏目に出て、逆に進退を危うくすることから逃れられなくなる。もし逃れられたとしても防御に立とうとする気が起こり、相手に乗じられてしまうものだ [...]