禍は口より出で

禍自口出病自口入

佐藤一斎/言志録

 
言語を慎しまざれば、以て禍を招くに足り、飲食を慎しまざれば、以て病を致すに足る。諺に云う、禍は口より出で、病は口より入る。
 
元々「禍自口出病自口入」は中国三国時代に生きた傅玄という人の言葉らしいのですが、貝原益軒も同様に『養生訓』でこの言葉を引用しています。
古人、禍は口よりいで、病は口より入といへり。口の出しいれ常に慎むべし。