『益軒十訓』の代表する教訓書で子供の教育に関する著作で、構成は巻一「総論上」、巻二「総論下」、巻三「読法書」、巻四「手習法」、巻五「教女子法」の五つの巻から成っています。『女大学』は和俗童子訓巻五の「教女子法」を元に作成された書物のようです。
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【「和俗童子訓」に関する投稿】
時日を惜むべし 投稿日2025年12月13日
古語に、光陰矢のごとく、時節流るるが如し。又日、光陰惜むべし、是を流水に讐(むく)ふと云へり。月日のはやき事、年々にまさる。一度行きて歸らざる事、流水の如し。今年の今日の今時、再歸らず。なす事なくて、 [...]
妄りに人をほめそしるべからず 投稿日2025年12月11日
人のほめそしりには、道理に違へる事多し、悉(ことごと)く信ずべからず。愚なる人は、聞くに任せて信ず。人の言ふこと、我が思うこと、必理に違(たが)ふこと多し・・・(中略)・・・人の言へる事を悉く信じ、我 [...]
人に三愚あり 投稿日2025年11月30日
人に三愚あり。我をほめ、子をほめ、妻をほむる、皆是愛におぼるるなり
和俗童子訓-巻之一-/貝原益軒
「およそ人の悪徳は矜(きょう)なり。矜とはほこるとよむ。高慢の事なり。矜なれば自ら是と [...]