貝原益軒は五経の一つ『礼記』から「楽しみは極むべからず」という言葉を取り上げていますが、佐藤一斎も同じ文節から「傲は長ず可からず。欲は従(ほしいままに)にす可からず」という言葉を挙げています。
ただ一斎は「傲」と「欲」は人の情の一つであるので「何ぞ必ずしも之を断滅せん」と全否定をする必要はないと言っています。そして『礼記』に書かれるように「只だ是を長ず可からず、従にすべからずのみ」と傲欲を自制する心が大事であると言っています。
貝原益軒は五経の一つ『礼記』から「楽しみは極むべからず」という言葉を取り上げていますが、佐藤一斎も同じ文節から「傲は長ず可からず。欲は従(ほしいままに)にす可からず」という言葉を挙げています。
ただ一斎は「傲」と「欲」は人の情の一つであるので「何ぞ必ずしも之を断滅せん」と全否定をする必要はないと言っています。そして『礼記』に書かれるように「只だ是を長ず可からず、従にすべからずのみ」と傲欲を自制する心が大事であると言っています。