史記・天道是か非か

天道是か非か
-天の道は正しいのか、それとも間違っているのか-
これは史記に書かれた一節です。
 
子供の頃、ドラマですごい性悪の人がいて、勧善懲悪の世界で、その性悪の人がやっつけられて爽快感が得られるような設定に喜びを感じていましたが、子供ながらに、こんな酷い人は現実にはそうはいないだろう、これはドラマを面白くするための設定だろうと思っていました。
しかし、実際、道理を離れて仕切ってしまういという人はいる様で、そんな人が結構うまくやって行けていたりするものです。こんな時に『天道是か非か』という言葉が浮かぶのですが、ただ気付いてみればそれが自分自身の事であったりするので、客観的なものの見方は忘れられません。