一国一城令

大阪の陣が終わると、幕府は「一国一城令」を発します。『黒田家譜』にはこの奉書の内容が残されています。
 

急度申入候。仍貴殿御分國中居城をば被殘置、其外の城悉可有破却の由上意に候。右の通諸國へ申觸候間、可被成其御心得候。恐々謹言。
壬六月十三日

安藤對馬守重信
土井大炊助利勝
酒井雅樂頭忠世

黒田筑前守殿

訳:急ぎ通達いたします。貴国の主城を残し、その他の城を破却する事。これは将軍からの命令です。他国へも同様の通達を行っていますので、ご了解いただきますようお願いします。以上謹んで申し上げます。

 
これによって、福岡藩は若松、黒崎、鷹取山、益富、松尾、麻底良の端城六城を破却することになります。