兵の形は水に象る

夫(そ)れ兵の形は水に象(かたど)る。水の行は高きを避けて下(ひく)きに趨(おもむ)く。兵の形は実を避けて虚を撃つ。水は地に因りて流れを制し、兵は敵に因りて勝を制す。故に兵に常勢なく、水に常形なし。能く敵に因りて変化して勝を取る者、これを神と謂う。

孫子/虚実篇

 
決まった形にこだわらず、相手や状況に合わせた柔軟な対応が必要であるといった意味のようです。
宮本武蔵も「(太刀の)構えの事を言うのは、敵がいない時の事である。今の時代の流れと称して決まり事を立てる事は、勝負の道にあってはならない。」と『五輪の書』で語っています。