秀吉は九州制覇を目指す薩摩の島津義久へ自重を勧めるため、浅野長政および木村重茲を使者として送ります。
 
使者の口上には、合戦やめて上洛すべき由、被仰遣ける。島津是を聞て、あざわらつていわく、彼猿づらの藤吉郎が分として、我に上洛せよとは片腹いたき事也。返答にも及ばすとて御書を投捨ける。
 
これにより、秀吉は20万の軍を九州へ上陸させる事になります。