臣下百姓の罰おそるべし

『黒田家譜 巻之十五 如水遺事』に次の通り孝高の遺訓が載せられています。
如水の曰、神の罰より主君の罰おそるべし。主君の罰より臣下百姓の罰おそるべし。其故は、神の罰は祈てまぬかるべし。主君の罰はわび言を以て謝すべし。唯臣下百姓にうとまれては、必国家を失ふ故、祈てもわび言しても、其罰をまぬかれがたし。