友とするにわろきもの七つあり、一には高くやんごとなき人、二には若き人、三には病なく身つよき人、四には酒をこのむ人、五には武く勇める人、六にはそらごとする人、七には欲ふかき人
吉田兼好/徒然草
一は気を使わなくてならないから、二は話が合わないから、三と五は主観が多そうだから、四は酔っ払いが嫌いだから、六と七は世間一般に敬遠される人物だから、この辺が理由でしょうか?
兼好法師はこれとは別に、善き友として三つ挙げています。
一にはものくるると友、二には醫(医)師、三には智恵ある友
この項は若干の嗜好と洒落も入っているのではと想像されるのですが、どうなのでしょうか?
高くやんごとなき人・・・身分の高い人
そらごとする・・・ホラを吹く、虚言をする