苦しみを恐れる者は、その恐怖だけですでに苦しんでいる。
モンテーニュ
似たような古人の言葉を二つ挙げておきます。
勝海舟
「胸に始終気掛りになるものがあって、あれの、これのと、心配ばかりして居ては、自然と気が飢え神が疲れて、電光石火に起り来る物事の応接は出来ない。全体、事の起らない前から、ああせうの、かうせうのと、心配するほど馬鹿げた話はない。」
マルクス・アウレーリウス
「未来のことで心を悩ますな。必要ならば君は今現在のことに用いているのと同じ理性をたずさえて未来のことに立ち向かうであろう。」
過去の偉人達もこのような言葉を残していますが、彼らも一度は未来の恐怖に怯え、それを克服する努力の時期があったのかもしれません。