故に用兵の法は、十なれば則(すなわち)ちこれを囲み、五なれば則ちこれを攻め、倍なれば則ちこれを分かち、敵すれば則ちこれと能(よ)く戦い、少なければ則ちこれを逃れ、若(し)かざればこれを避く。故に小敵の堅は大敵の擒(とりこ)なり。
孫子/謀攻篇
簡単に言えば、己の力をよく把握して事に当たれと言ったところでしょうか・・・
十なれば・・・敵の十倍ならば
これを分かち・・・自軍を分散させて敵に当たる
敵すれば・・・対等ならば
能く戦い・・・死力を尽くして戦う
若かざれば・・・及ばなければ
小敵の堅・・・小勢での無謀な戦い