大和俗訓

「養生訓」「和俗童子訓」と共に「益軒十訓」を代表する教訓書。「養生訓」が健康管理を中心に書かれていいるのに対し「大和俗訓」は儒教を元とした道徳訓になります。益軒はこの書の自序に次の通り書いています。

「・・・漢字を知らざる人の為に、いささかむかし聞きける所のことわりを今の俗語を以ってかきあつめて八巻とし、名づけて大和俗訓という。」

八巻の内容は巻之一(為学上)、巻之二(為学下)、巻之三(心術上)、巻之四(心術下)、巻之五(衣服、言語)、巻之六(躬行上)、巻之七(躬行下)、巻之八(応接)の八巻九編になります。
益軒はこの書を学問を修める人のためだけではなく、町民や農民など多くの民衆に伝えたかったに違いありません。

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【「大和俗訓」に関する投稿】

誰か過ちなからん 投稿日2023年11月4日
古語に、人聖人にあらず、誰か過(あやま)ちなからん。過ってよく改む。善、これより大なるはなしといへり。程子も、学問の道他(ほか)なし。其(その)不善を知れば、速(すみやか)に改めて善に順(したがう)ふ [...]

人を謗らずは難しい? 投稿日2018年11月18日
貝原益軒の 大和俗訓 巻之五 言語 には次の通り書かれています。 「人をそしるは、其の人に対せず、かげにてひそかに言ふことなれば、其人知るべからず、何の害かあらんと思ふは愚かなり。そしりは必もれやす [...]