一身の得喪は慮るに足らず

当今の毀誉(きよ)は懼(おそ)るるに足らず。後世の毀誉は懼る可(べ)し。一身の得喪(とくそう)は慮(おもんぱか)るに足らず。子孫の得喪は慮る可し

佐藤一斎/言志録

 
現在の評判よりも後世の評価を大事にすべきであると言った意味でしょうか・・・。ただ、この言葉は歴史に名を遺すような人に向けた言葉で、一般人には無縁なのかもしれません。子孫のために悪名を残すような事さえなければですが・・・。