口に才ある者は・・・

口に才ある者は多くの事に拙(せつ)なり。

伊藤東涯

 
東涯は江戸時代初期の儒学者・伊藤仁斎の嫡男で、仁斎の開いた「古義堂」の二代目塾長になります。
ここに記した言葉は「口に才ある者」に批判的な意味があるようで、なるほどと感じてしまいます。ただ「口に才ある者」はその力のみで立ち行くがために、他の力を習得する必要がない訳であり、「口に才ある者」を超えたいと考える者は、その弁舌に勝る他の力を習得する必要がある訳であります。


拙・・・稚拙、不器用な事。