武蔵、伝七郎と雌雄を決する

吉岡伝七郎と洛外にて再び雌雄を決する。伝七郎は袖に五尺ほどの木刀を持参したが、武蔵は期を見て彼の木刀を奪いこれを撃つ、伝七郎は地に倒れて死んだ。

宮本伊織/小倉碑文

 
これが、吉岡一門との二回目の決闘になります。非情な戦いで、一回目の清十郎の場合と違い凄惨な結末だったようです。