言に匪ずんば言うなかれ

「言に匪(あら)ずんば言うなかれ 由に匪ずんば語るなかれ」
これは高校の漢文または倫理社会で学んだ儒教の基礎となる書物・四書五経のひとつ「詩経」に書かれている言葉です。
「言わなくてよい事は発言してはいけない、その場で必要ない事は語る必要はない」 簡単に言えば無駄口は叩くなという意味です。
益軒も養生訓の中で「げんごはことにしづかにしてすくなくし、無用の事いふべからず。」と書いています。

日本人にとって「間」というものが如何に大切か分かってはいるつもりですが、初対面の人との会話が途切れたときに「何か話さなければ・・・」と焦ってしまい逆に会話を壊してしまう発言をしてしまう事が度々の自分としては心痛い教えです。